一応、この10月から緊急事態宣言が解除され、真っ青な空の下、京都散策へ行ってきました。
目的は相国寺。相国寺では1年半ぶりの特別拝観を再開されており、
また、相国寺内にある美術館「相国寺承天閣美術館」では、あの「お宝・・・」番組などによく登場する
伊藤若冲の絵画展「若冲と近世絵画展」が開催されておりました。
まずは、法堂へ・・・
豊臣秀頼により再建されたもので現存する法堂の中では最古のもので、
ここには天井には蟠龍図(ばんりゅうず)が書かれており、鳴き龍で有名なのです。
中はとても天井が高く、ひんやりとしていてこの暑い日にはちょうど良い休憩場所です。
よくある話ですが、この龍の目! 法堂内のどこに移動しても見られている感じで不思議。
鳴き龍とは、龍の顔が書かれている真下で手をたたくと反響音が鳴り響きます。ただ 真下にいる人にしか聞こえないようです。
以前は自由に回れていたのですが、このコロナ禍の為、僧侶の方が常駐され詳しく説明をしてくださいました。
このあと、方丈にて襖絵や御所参内容の駕籠を見てきました。
今回の特別拝観のチラシには星(五芒星)が頭に刻まれている法堂の鬼瓦の写真が使用されており、
【コロナ禍での厄除け祈願の意味を込めて境内建物の屋根にある星模様の鬼瓦をみつけたら記念品!】
とあるではないですか! んっ、これは探さないと!
早速、外へ出て法堂の周りの上を見ながら・・・まわる!まわる!探し回る。
法堂の屋根から四方に突き出た鬼瓦は、
各四方に2つずつの鬼瓦が2重になっており下から見上げて2~3周してやっと見つけました。
報告に行こうと、再度、方丈内に入ろうとしたら・・・
先ほど蟠龍図の説明をしてくれた僧侶の方に声をかけられました。
『おっ!見つかりましたか?』 ― はい!
『では、売店の方に伝えて記念品を貰っておいで』 -はい!あそこですよね。
『そうそう!よく見つけましたね』
早速、売店の女性僧侶さまに・・・
『星模様の鬼瓦、見つけました!』 と勢いよく伝えます。
ところが、その女性僧侶さまは厳しくて・・・前にいたお客さんにも何度も何度も確認していました。
『何番目のどこ?』 ―ここを出たところの上から2番目です!
『違います!』の一点張り。
仕方なくあきらめ戻ってくると、先ほどの優しい僧侶さんが、
『もらってきたか?』と優しい笑顔で声をかけてくれます。ー違います!って言われた・・・。
『そうなんかー、えっらい厳しいなー。こっちおいで、ここから写真撮って見せておいで』
と、少し高台の一般禁止の場所へ案内してくれ写真を撮らせてくれました。
再度、女性僧侶さまのところへ行き
『これです』と写真を見せると、すんなりと記念品をくださいました。
先ほどのやり取りはなんだったか?!
記念品:「疫病退散」と書かれた封筒を頂きました。
中には栞が。
10月とはいえ、とてもとっても暑い一日、
テクテク歩き回って・・・12,000歩。
良い運動にもなりました。
今月末まで開催しているようです・・・。
ぜひ、星模様の鬼瓦を見つけに行ってください。
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